Indeed運用のイロハ
昨今の採用活動において、大きな存在感を放っている求人媒体のひとつが、Indeedです。
EISHINでも、Indeed運用をご依頼いただくことも多く、国内247社しかないIndeed代理店の中で、シルバーパートナーとして認定を受けています。
本記事では、Indeedについて、媒体の特長から、EISHINでの運用体制まで、人事担当業務に慣れていない方でもわかりやすいよう、細かくご紹介します。
Indeedは、2004年に米国で創業した企業です。社名がそのままサービス名になっています。
その後、世界No.1求人検索エンジンとして、2010年に日本に上陸し、2012年に株式会社リクルートからのM&Aを受けて、リクルートグループの一員となりました。
また2024年には、求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS」として、更なる進化を遂げました。
現在でも日進月歩の発展を続けている媒体です。
Indeedが、求人プラットフォームとして人気を博している理由は、求職者と求人を出す企業、双方にメリットがある点にあります。
求職者目線のメリット
①求人数が1番多い求人サイトである
②検索方法が気軽であり、現代のフリーワードで情報収集をするという生活者行動とリンクする
③応募までの流れが簡潔である
④検索エンジンで気軽に検索できる
企業目線のメリット
①SEO対策が強く、求職者数がエリア・職種を問わず国内トップである
②閲覧保証型のクリック課金である
③AIによるキーワードマッチングであるため、企業が求めるペルソナの思考性を持った求職者に見てもらうことが出来る
へえ~。Indeedは求職者と企業、それぞれの痒い所に手が届くようなプラットフォームなんだね。
ここからは、先述の特長も踏まえながら、より詳しいIndeedの仕組みについてご紹介します。
先ほどもご紹介したように、他媒体と違い、Indeedには原稿掲載期間やプランといったものはありません。
ただ、あくまで経験上ですが、15万円程度(1ヶ月あたり)が効果を期待できるミニマムの金額かと感じています。ご参考になれば幸いです。
また、中長期的(3ヶ月以上が目安)な運用により、より応募単価の最適化を進められるため、ある程度の運用期間を想定しておくのがベターです。
Indeedは、ネット検索でお仕事を探す方、全てをターゲットと出来るプラットフォームになっているため、10代~60代までの幅広い世代が、Indeedを活用しています。
また、利用者数がとても多いため、専門性の高い職種や、一言で職種名を記載出来ないような独自性・希少性の高い職種にも柔軟に対応できるのが強みです。
Indeedの利用者数の多さについては、下の画像をご覧ください。
左の列から、
濃い青色:Indeed
オレンジ:マイナビ
緑色:リクナビネクスト
黄色:doda
水色:type
となっています。
そしてこれらが何のデータを表しているかというと、上の行から順に、
毎月の訪問者数
月間ユニーク訪問者数
訪問者数÷ユニーク訪問者
平均滞在時間
平均訪問ページ数
直帰率
となっています。(すべて日本国内でのデータ)
訪問者数÷ユニーク訪問者以外の項目では、全てIndeedがトップであるということが読み取れますね。
これで、Indeedの利用者数の多さと幅広さが、よくおわかりいただけたかと思います。
Indeedでは、求職者が求人情報を検索した際、「キーワードマッチング」という方式で検索結果が表示される仕組みになっています。
これは、Indeedシステム内のAIが、求職者の検索履歴などから、ユーザーごとに適した求人を表示する仕組みです。ゆえに、仮に同じキーワードで検索をしても、求職者ごとに表示順位が異なります。
このアルゴリズムについての詳細の公開はなされていませんが、この「キーワードマッチング」の最大の強みは、マネーゲームにならないという点にあります。
他媒体のように、より掲載期間が長いプランを買った企業や、より多くのオプションをつけた企業が、求職者をかっさらっていくということが起きないということです。
なるほど。だからこそ、大手企業の総取り状態にはならず、中小企業でも採用成功に繋げやすくなっているのね。
Indeedでは、クリック課金制の落札方式が採用されています。求職者に求人情報をクリックされて、初めて予算が消化される仕組みです。
多くの媒体では、配信期間と表示順位の掛け算で、掲載前に予算が決まるため、仮に1クリックもされなくても予算が消化される仕組みになっています。
しかし、Indeedのクリック課金制であれば、見てもらえていないうちは予算は消化されないので、「求職者が自社の求人を見る=予算がかかる」を実現でき、無駄のない採用活動を行えるのです。
「掲載期間中に応募が来るかもわからない媒体に予算はかけられないが、人材紹介サービスを使うと高くつく」というような、採用担当者によくあるお悩みに、Indeedはまさにピッタリな媒体ということになります。
まずindeedの求人は、大きく
①検索した結果一覧で見える情報
②クリックしてはじめて表示される情報
の二つに分かれます。
①の「検索した結果一覧で見える情報」には、職種名、キャッチコピー、勤務地、給与、写真、会社名、雇用形態(正社員、パート・アルバイト、業務委託等)、タグの情報があります。
※このうち、キャッチコピーと写真はモバイル版でしか表示されず、PCで検索したときには出てこないため、注意が必要です。
続いて②の「クリックしてはじめて表示される情報」が、いわゆる「求人原稿」で目にする内容になります。給与体系の詳細や、勤務形態、労働時間・休日数、仕事内容、アピールポイント、福利厚生などがここに含まれます。
そもそも求職者に求人をクリックをしてもらえないと、せっかく原稿の内容を一生懸命書いても、ほとんど見てもらえないんだね。
そのため、まずはクリックをしてもらえるように、キャッチコピーや職種名、写真を魅力的なものにする必要があります。
とはいえ、せっかくクリックしてもらえても、原稿内容が充実していなければ、そこで離脱されてしまいます。
原稿の書き方ですが、一般的に、原稿上部の情報をまず閲覧する求職者が多いため、なるべくページの上の方に魅力的な情報が来るように配置を考えた方が良いとされています。
そのため求人情報の上部に、「この求人のポイント」等のような形で、端的に箇条書きで魅力的な部分をまとめるなどの方法が、求人の閲覧から応募につなげる一つの戦略になります。
②実際の事例
実際にEISHINで運用していて効果のあった原稿と、そのポイントについて解説します。
実際の原稿例(一部抜粋):
【★期間限定上京キャンペーン中!★】
弊社は、東京都の江東区にあるタクシー会社です!
只今、期間限定で上京キャンペーンを実施しています!
・出張面接実施!(希望があれば全国どこでも伺います!)
・上京のための交通費『全額』支給!
・個室の寮完備!家具付き!(東京に月3~4万で住めます!)
タクシードライバーという職種は一般的に採用単価が高く、運用が難しい職種ではあるものの、地方の方にもフリーワードで「東京 上京」「東京 社宅あり」「寮付き 東京」などのキーワードで調べてもらえるのではないか?という可能性を見込んで、上京者に向けたキーワードを原稿内に散りばめました。
その結果、寮が満員になるほどの採用ができ、非常に良い運用結果となりました。
▼実際の求人の職種名
「【完全週休2日制/経験不問】電気・空調・給排水などの作業スタッフ(17時退勤)」
Indeedでは、職種名が求人のタイトル部分になります。求職者はこのタイトルを見て、魅力的だと感じればクリックして求人内容を見ることになります。
この企業では、当初「施工管理・現場監督」の職種で募集していました。しかし、どちらも応募が集まりやすい職種ではなく、未経験歓迎求人であるにもかかわらず、応募がなかなか集まりませんでした。
そこで、この企業では未経験者の入社後は実質的に現場スタッフ・作業スタッフとしてスタートすることを踏まえて、求人に表示する職種名を変更しました。
その結果クリック率が2.78%→4.91%に、応募開始率(応募開始=求職者が実際に応募ボタンを押した状態)が0.00%→2.26%にそれぞれ向上しました。
実際の原稿例(一部抜粋):
【当社で働くとこんな特典があります!!】
◆まかない(食事補助)でオリーブ牛など地元食材を堪能できます!
◆なんとプライベートでのフェリー利用がタダです! (社内割引あり)
┗ご家族もOKなので旅行もできちゃいます!
◆グループ内施設優待制度があるので 当社だけでなくグループ各社のバス・フェリーも全国で割引あります(規定あり)
こちらの企業も、なかなか応募数が集まらないという課題を抱えていました。
まず求人のクリック率を向上したいという課題があり、キャッチコピーを変更して、求人情報を見てくれる求職者の数を増やす施策を行いました。
▼変更前キャッチコピー
稼ぎたい主婦さん大活躍中!子育て終わりの方や独身の方、瀬戸内海でガッツリ稼ぎませんか?!
▼変更後キャッチコピー
①【レアバイト!!】瀬戸内海の美しい景色を楽しみながら、働きませんか?ジャンボフェリーでのおもてなし業務!
②【船の上で働いてみませんか?】美味しいまかないも食べられます!高時給なのでガッツリ稼げます!
その結果クリック率が5.23%から8.50%に上昇しました。
また同時に応募数が確保できないことで、求人原稿を掲載しても採用につながらず苦労していたところ、改めて企業の魅力・強みを探り出し、それを求人の上部に置くことで、求人を閲覧した人の目に留まりやすくしました。
その結果応募数は1件から5件に増加し、結果的に1人の採用に繋がりました。
EISHINでのIndeed運用においては、基本的に毎週データを更新して進捗を把握します。
ただし、ほとんどの企業では1週間ごとのデータだとまだ母数が小さく、正確なデータとは言えません。そのため、データ分析は毎週の更新時には行わず、2週間に1回のペースで行い、定例ミーティング等で様々な効果改善施策を提案していきます。
とはいえ、いくら優れた求人検索プラットフォームだからといって、Indeedを使いさえすれば、必ずすぐに効果が出るというわけではありません。当然、求人原稿をはじめ、適正な予算配分や、予算の設定方法などに改善すべきポイントがあるケースも多くあります。
Indeedで求人原稿を改善して効果を上げるためには、まず、PV数や離脱率など、様々な運用データを収集します。
データが集まったら、各運用データに対応する原稿内のポイントがあるので、論理的にデータを分析していきます。
例えば求人のクリック率が低ければ、クリック前の検索結果ページへの表示段階で、表示されている情報のどこかがネックになっている可能性があります。そのため、上でも述べた職種名、キャッチコピー、勤務地、給与、写真、会社名、雇用形態などの情報の改善をしていきます。
またIndeedではPCとモバイルどちらから検索されているかのデータも見ることができるため、そういったデバイス情報なども考慮して改善案を出していきます。
また、クリック率は良いのに応募開始率が低いという現象が起きている場合は、キャッチコピーが魅力的なのに求人内容は微妙といったギャップがある可能性が高いという仮説を立てられるので、そういった角度から効果改善施策を練っていきます。
このように、Indeedでの効果改善では、データの綿密な分析が肝要になってきます。
今日では、インターネットサービスを利用する際、PCよりもスマートフォンを使用することが主流となっています。それは、求職活動・転職活動においても例外ではありません。そのようなモバイルデバイス社会で、Indeedをどのように運用すれば採用成功に近づいていけるのでしょうか?
最近では、PC、携帯電話、タブレットなどのデバイスのなかで、どの年代をみてもスマートフォンからのインターネット利用が最も多くなっています。(※1)
40代以下では80%以上、50代でも70%以上がインターネット利用にスマートフォンを使用し、60代でもスマートフォンの利用率は55%と、5%ほどPCを上回っています。
またインターネット利用者全体のうち、インターネット利用の際に使用するデバイスが「スマートフォンのみ」のユーザーが54%であるのに対して、「PCのみ」のユーザーは3%しかいないという調査結果もあります。(※2)
求職や転職においても、PC版よりもスマートフォン版の求人情報サイトの利用率が高く、求人情報アプリを合わせると、全体の6割近くをスマートフォンによる求職活動が占めています。(※3)
採用市場でも、ここまでモバイル化が進んでいるとは、思っていなかったなあ。
(※1)商品の購入に利用するデバイスはパソコンからスマートフォンにシフト~ニールセン 消費者のマルチスクリーンの利用状況を発表~(ニールセン デジタル株式会社)
(※2)〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2019年上期)(LINE調べ)
(※3)求職者の動向・意識調査2019 基本報告書(ジョブズリサーチセンター)
これまでのインターンシップ制度は「自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと」が定義であり、就職活動の長期化や早期化、学生の混乱を防ぐために、インターンシップで取得した学生の情報を広報活動や採用選考活動に使用してはならないとされていました。
しかし、25卒から、インターンシップが採用選考に組み込まれている実態に経団連が合わせる形で、採用直結型インターンシップが公認になりました。
これにより、インターンシップに参加した学生の情報を採用選考に利用することが一部認められるようになります。
では、採用直結型インターンの解禁に対して、Indeedを使うメリットを見ていきましょう。
1企業で複数の職種が出せる
┗中途募集をしながら、インターンや新卒の募集もすることができます。
早期から採用の準備ができる
┗運用期間が定められていないので、就活の早期化に適していることに加えて、採用が決まらなくてもギリギリまで求人を出すことができます。
原稿作成の自由度が高い
┗ポリシーを守っていれば、一般的な媒体と比較して、気軽な言葉遣いや内容などで原稿を作ることができます。また、効果が悪ければすぐに修正もできるメリットもあります。
広告費や採用単価を抑えることができる
┗クリック課金制であるため、無駄な予算消化を抑えられます。Indeedプラスが適用されれば、リクナビなどの他媒体へも掲載されるようになることもあります。
同業界の大手企業よりも上位表示させることができる
┗キーワード検索の特性を活用することで、検索結果ページで偶然の出会いが発生しやすいようになっています。
大手検索エンジンで上部に表示されやすい
┗インターンシップ先を探す学生の検索の仕方として、媒体などのバイネームではなく、Google等の大手検索エンジンで検索するパターンが多いです。そのため、インターンシップをIndeedで募集することで、より多くの学生に見つけてもらいやすくなります。
このようにIndeedでは、インターンシップや早期の就活が一般的になってきた、Z世代・α世代の採用においても、予算を抑えながら自社に合った採用活動を行うことができます。
EISHINでは、Indeedを利用した採用活動を450社以上支援させていただいており、成功実績も多数ございます。
上に記したような運用ノウハウをもとに、日々クライアント様の採用成功に向けて、伴走支援を行っております。
EISHINの伴走支援の特徴は、<THE MODEL型(分業体制)>だからこそ生まれた「圧倒的な専門性」と「フォローアップ体制」です。
そんなEISHINだからこそできるIndeed運用の5つの強みについて、詳しくご紹介します。
①毎週のレポート更新
EISHINでは、毎週運用レポートの更新を行います。細かく運用データを把握・管理することで、採用状況に動きがあった際には、すぐ対応出来る状態をキープしています。
②高頻度の定例ミーティング
多くの代理店では月1程度の定例ミーティングですが、EISHINでは2週間に1度行います。高頻度で細かく運用状況や分析データを共有することで、PDCAを素早く回し、より短期間での採用成功に向けた支援を行っています。
③EISHN独自項目のオリジナルレポート
EISHINのIndeed運用では、自社で項目を選別して作成した、オリジナルのレポートを使用して分析を行っています。求人別・キャンペーン別・期間別などの項目も交えて、より細かいデータ分析が出来ることが強みです。
④豊富な運用実績
EISHINは5期目の若い企業ながら、既に450社以上のIndeed運用実績がございます。Indeed運用を請け負うようになってから2年ほどで、先日、Indeedからシルバーパートナー企業にも認定されました。その豊富な運用データと、PDCAサイクルを素早く回し続けて来た経験から、業界・職種・エリア等によって、それぞれ適した運用ノウハウが確立されています。
⑤EISHIN独自の『採用ピッチ資料』を企業ページに活用
EISHINでは、『採用ピッチ資料』を日本国内で最も多く制作している実績もございます。そのノウハウを活かした、高品質な『採用ピッチ資料』を、Indeedの求人ページに埋め込むことが可能です。
また、『採用ピッチ資料』をIndeedと並行して運用することで、採用ピッチ資料の効果検証も同時に行えるメリットもあります。
このように、EISHINでは、Indeedを活用した採用活動に、強い自信がございます。
Indeedを活用して採用を成功させたい企業様は、是非お問い合わせください。
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