手法選定のコツ
現在採用市場では、驚異的なスピードで採用手法の選択肢が増えています。
逆に言うと、求職者にとって、転職先を選ぶ【選択肢】が爆発的なスピードで増えているということを意味します。
従来の掲載型の求人媒体や、人材紹介(エージェント)に加えて、
ビズリーチをはじめとしたダイレクトリクルーティングのサービスが増えたり、職種別や業界別、ジャンル別などの専門的な求人媒体も多くなっています。
下の画像をご覧ください。これは、2023年のHRテック企業カオスマップです。
もちろん、弊社のようなベンチャー企業も含めれば、その数は倍以上にのぼります。
このように、現在採用市場では、驚異的なスピードで採用手法の選択肢が増えています。
最近ではindeedの存在感が増していたり、リファラル採用を活性化させる企業も増えていますね。
採用の変化により、人材紹介企業の数も爆発的に増えています。
これは、採用をしたい企業側にとって、かなり厳しい状況になっていることを意味します。
なぜなら、「求職者の数が増えている訳ではないにも関わらず、手法のみが増え続けているので、登録者が分散してしまっている」ためです。
有効求職者数はほぼ横ばいなのにも関わらず、人材紹介会社の数は5年前と比較しても1.38倍、10年前と比較すると1.69倍にまで増え続けているんだね。
昔なら、代表的な手法を活用していれば、一定のターゲット(求職者)に簡単にアプローチできていたものの、今はそう簡単にアプローチができないということです。
だからこそ、現代採用においては前提として【効果的な手法選定】の必要性が高まっています。
こういった採用市場の背景から、「もっと採用広報を積極的に実施するべき」と言われています。
企業が積極的に情報発信することにより、採用サービスに頼らず、直接応募の増加を目指すことは自然な動きです。
当たり前の話ですが、話題の企業・見たことのある企業は、それだけで応募してもらいやすいです。
しかし、応募が集まっても、その応募を取りこぼしてしまっては意味がありません。
実際に、自分が企業にエントリーするシーンを思い浮かべてみてください。
企業を認知してからエントリーする段階までは、「いいかも」と感じたくらいで、さほど企業の情報が得られていなくても、応募しますよね。
ですが、そこから面接、内定承諾と進んでいくためには、「自分がこの企業に入社したらどう働くのか?」など、ある程度明確にイメージできるレベルの情報を得ている必要があると思います。
仕事内容を除くと、求職者の応募時の決め手で多い理由は「勤務地・賃金・休日数」などで、内定承諾時の決め手で多いのは「キャリアパス・賃金・職場の人間関係」などになるというようなデータもあるみたい。
応募から内定までで、いかに解像度を上げていけるかがカギになりそうね。
このように、いかに求職者に対してコンパクトに、スムーズに情報を与えられるかが、採用活動全体を支えています。採用広報は、より採用活動の確度を高めていくために、最重要ともいえるアクションというわけです。
弊社では、採用活動をより理想に近い状態へ近づけていく段階には、次の4つのステップがあると考えています。
ステップ① 求人媒体や紹介会社に任せていれば採用ができる
ステップ② 手法の選定や打ち出しによって採用ができる
ステップ③ 採用広報を通して【自社の魅力】を理解してもらう
ステップ④ 採用CXを通して【候補者の体験】を演出し、価値を向上させる
最終的に、ステップ④までを自社内で完結させることが出来れば、採用活動を長期的に、再現可能な形で『成功』させていけるという考えです。
採用成功している企業は少なからず、こうしたステップを重視しています。
元も子も無いですが、極論、ステップ④まで到達しているような「採用成功している企業」は、どんな採用手法を使っても成功すると言えます。
採用広報をはじめとして、難化していく現代の採用市場の中で選ばれる企業になるために、出来る施策は無数にあります。
その中でも、弊社では「採用CX」に重点を置くべきだと考えています。
近代的な採用論、採用CXの考え方については、別の記事で紹介しているので、そちらでご覧ください。
いよいよ本題です。先ほど、近代的な採用論について少し触れましたが、まだまだ手法選定次第で効果を出すことはできます。
また、「採用成功している企業は、どんな採用手法を使っても成功する」とはいえ、採用成功の確率論を高めるためにも手法選定は重要です。
どの採用手法を選んだらいいかを決めるときの「軸」をご紹介していきます。
「この手法が最近調子いいらしい」というような“噂”は、採用担当者なら誰もが聞いたことがあると思います。
噂の通り、手法やその時の流行による調子の良し悪しは、必ず存在するので、注意深くチェックする必要があります。
中でも、シンプルに求職者がアクティブに活用している手法は「調子が良い手法」といえますが、
その調子の良し悪しは、2・3カ月周期で変わっていく、と考えています。
色々な要因がありますが、例えば「TVCM」や「交通広告」、「WEB広告」など積極的にプロモーションしているときは、調子が良くなる傾向になります。
当然ですが、プロモーション費用を投下すればするほど、登録者が増えるためです。
しかし事業者側にも当然予算があるので、1年間ぶっ通しでプロモーションを強化できる訳でもありません。そのため、ある程度の「強化期間」があります。
この「強化期間」を見極めることが重要なのです。
通勤時間や、町に出るとき、TVを見るときなど、周囲に目を向けてみてください。今までと起用タレントが変わった・新しい機能がついた・キャッチコピーが変わった・最近CMでよく見る・山手線や駅構内をジャックしてる、などなど、様々な要因から「強化期間」を感じ取ることが重要です。
ただ、注意点が1つあります。
当たり前のことではありますが、調子がよくなったあとは、調子が悪くなることが多いです。プロモーションの強化期間が終わって、動きが一気に落ち着くためです。
「今、この媒体が非常に調子いいんです。この事例を見てみてください。」
と“噂”を仕入れてから、稟議を通して、準備をして……としているうちに、調子が悪くなってしまうかもしれません。
目先の効果を見て判断することは大切ですが、検討期間が長い場合やすぐに始められないような施策の場合は、常に最新の情報に目を配るようにしましょう。
次の選定の軸は非常に分かりやすいです。
行動に移すのもかなり簡単なので、複数の手法で比較検討する際に調べてみることをおススメします。
まず、検討している媒体に登録しているターゲット数を調べます。ターゲット数を調べる上で、ログイン期間は2日間で絞りましょう。
その次に、同じ職種を募集している企業の掲載数を調べます。
このあたりの情報は、営業担当に聞けば、だいたいどの手法も情報は出てくると思います。
そして、ターゲット数をライバル企業数で割ります。
この計算をすると、1ターゲットに、どのくらいの企業が集まっているかが出てくるので、その数が一番少ない手法が、一番効率的にターゲットにアプローチできる確率が高い手法になります。
「ターゲット数が多いから」という理由だけで、手法を選定する企業が多いですが、
いざ選んだ手法の中でライバル企業数を調べると、競合がかなり多く、厳しいという場合があります。
極論ですが、ターゲット1000人でライバル500社よりも、ターゲット500人でライバル100社の方が採用成功確率は高くなります。
簡単な計算でわかることではありますが、手法を選択する上で非常に大切なことになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
これも非常に大切なことなのですが、採用において1つの求人媒体などに依存する事はとても危ないです。
その手法が仮に今上手く行っていても、未来も上手く行くとは限りません。
上記の通り、相対的に有効求人倍率が高くなるケースや、プロモーションによる集客力の増減によっても、効果は大きく左右されます。
その為、既存の成功手法以外にも積極的に【チャレンジ】し、2つ・3つと複数の「成功手法」と言える手法の候補を作っておく事こそ、再現性の高い採用に繋がります。
2・3カ月周期論も、複数の手法を持っていなければ成り立たないね。
既存手法で仮に効果が出なくなっても、他の成功手法が助けてくれて採用達成をするという事は結構多いんだなあ。
選択肢の幅を持つことの重要性は、本記事の中でも特に伝えたいポイントです。
通常のプランよりも、安く掲載ができる期間限定のキャンペーンなどを実施している場合も注意が必要です。
上記の「ライバル企業が多ければ多いほど採用が難しくなる」ということにも通じますが、魅力的なキャンペーンであればあるほど、一気に企業が集まってしまうからです。
価格が安いことは魅力的ではありますが、上記のようなリスクもあることを理解して慎重に選びましょう。
最後にプランとオプションの選定です。
プランは手法によって様々ですが、これもライバル企業の調査をしましょう。
まずは、ライバル企業の中で、どのプランで実施している企業が多いのかを調べましょう。
そして、少なくともライバル企業たちと同じプラン、出来れば1つ上のプランなどで検討することをおススメします。
多くのライバル企業がひしめく中で、企画が低いプランだとどうしても厳しくなってしまうためです。
そして、オプションはうまく活用することを強くお勧めします。
理由はシンプルで、「オプションをうまく活用している企業が非常に少ないから」です。
キャンペーンなどにより、多くのプランはある程度のオプションがパッケージとしてうまくまとまっていることが多いため、それ以上のオプション追加を検討する企業はかなり少ないです。
オプションをうまく活用するだけで、他社を出し抜くチャンスが生まれます。
プラスアルファでお金がかかってしまいますが、あくまでオプションなので、そこまで費用も高くないため、惜しまず活用してみることをおススメします。
使い方によっては、少しの追加予算で、多くの効果を見込めることも可能ですので、自社で利用している媒体にどんなオプションがあるのか、積極的に調べてみましょう。
EISHINでは、求人媒体やダイレクトリクルーティング、また採用ページ製作など、採用に関わるあらゆる商材を網羅しております。
個社別に最適な手法を提案させて頂きながら、日々クライアント様の採用成功に向けて、伴走支援をしております。
EISHINの伴走型採用支援の特徴は3つあります。
1つ目は「分業体制」です。営業担当とは別に、「クライアントの採用成功にだけコミット」をするカスタマーサクセス専任のメンバーがつき、クライアントの採用成功まで伴走します。そのため、営業が一気通貫でサポートする企業とは違い、手厚いフォローが実現可能となっております。
2つ目は「原稿制作体制」です。デザイナーやライターを内製化しているため、バナー作成や原稿内で使うデザインページ作成などを、外部ライター/外部デザイナー任せにせずに、自社内で作成することができます。そのため、伝えたいメッセージがブレることもなく、またやりとりにかかる工数を減らすことが可能です。
3つ目は「CXコンサル」です。媒体運用だけでなく、企業認知から応募・内定承諾・活躍までの採用CX (候補者体験)の設計・運用・分析・改善を一貫して支援致します。
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